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悩める役場

 数日前、やっと原稿を書き終えた。月刊誌「現代林業」に連載(?)している「読者のお悩み相談」。これまで「少数での木の駅の立ち上げ」「技術習得の場としての木の駅」「プロ林業者との共存」という相談に答えてきて、今回は「木の駅立ち上げの行政スタンス」ということだった。重い課題に、一緒に悩みながら限られた字数で校了した。

 その余韻冷めやらぬうちに遠来の視察客があった。知人の紹介でもあり同行した。1日目夜は愛知県岡崎市の額田木の駅の実行委員会の傍聴。遠来のお客様は、60名を軽く超す参加者の数と熱気に圧倒された。発足から15か月で15000トン集荷というエネルギーだけでなく多様な需要先開発への参加者たちの意気込みとそれでも尽きない悩みを目の当たりにした。その後の懇親会で彼らは「皆さんの楽しそうで生き生きした表情を見て、これが木の駅なんだと思った」と感想を述べ交流を深めた。2日目は朝から木の駅事務局唐沢晋平氏からのレクチャーと土場見学、10時からは額田 木の駅の木で作られた積み木6000個の幼稚園への贈呈式に飛び入り参加。お隣の安城市のボランティアグループがこれまで数万個の木の積み木を安城市全幼稚園に寄贈し、今回は額田の幼稚園にということだった。

午後からは豊田市旭木の駅の視察。高山実行委員長、古川支所長、戸田・西川事務局といういつもの贅沢で丁寧なレクチャー。理想的な行政と実行委員会の関係づくりの秘訣を惜しげもなく披露された。

 遠来の視察者のテーマは、役場トップから命を受けて木の駅の事務局運営を託されたが、これでいいのか?ということだった。額田も、旭も、もちろんニワケンも口をそろえて「役場が木の駅事務局をやっちゃダメでしょ!」。木の駅は「自治」がキモなのにそれでは単なる「搬出補助金商品券支払い補助事業」で面白いわけがない、などなど。

 すでに立ち上がった70を超す木の駅にも少なからず混在する「名ばかり」木の駅。「搬出補助金〜事業」と割り切ればそれだけのことかもしれない。しかし、額田や旭の木の駅を目の当たりにするとヤバイ!書き上げたばかりの悩み相談室原稿を見せると、「これは全く私そのものです」「このような役場職員は全国にいっぱいです」。

 もうすぐ全国各地でブロック会議が始まる。そこでは行政マンの苦悩も自慢も交歓される。悩みの相談、答えはニワケンでなくそこにある。ぜひ参加してほしい。

author:木の駅プロジェクト事務局, category:-, 23:56
comments(0), pookmark
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